先日メジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスへ移籍が決まった大谷翔平選手(23)に関節ネズミが見つかったと報じられました。


今回は関節ネズミの原因、症状、治療法、過去他にも同じ症状を経験した選手達を紹介していきます。

関節ネズミとは?

簡単に説明すると、関節ネズミとは肘や膝などの関節内に骨や軟骨の一部が取れて遊離体となり関節内を動きまわる症状(正式名称:関節内遊離体)で、この遊離体が関節内を動きまわる際に痛みを引き起こします。

発症の原因としてはズバリ「関節の酷使」です。

肘の関節ネズミは野球だけでなくテニス、アメリカンフットボール、ヤリ投げなど、腕を上から力強く振り下ろす動作のスポーツ選手に発症しやすく、
膝の関節ネズミはバスケットやサッカーなど、膝を酷使するスポーツ選手に発症しやすいと言われています。

関節ネズミを放っておくと、関節の酷使によりさらに骨や軟骨の一部が剥がれ、元ある関節ネズミと一体化して大きくなってしまうケースもあるそうです。

そして厄介なことに関節ネズミを手術で除去しても、その人の体質によっては再発する事が珍しくないという特徴もあります。

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関節ネズミを患った主な選手

■ニューヨークヤンキース・田中将大投手
2015年シーズンオフ中に除去手術を受けました。その後2016、2017年にも開幕投手を務め、チームの柱として活躍しています。

■中日ドラゴンズ・小笠原慎之介投手
2015年、東海大相模のエースとして甲子園優勝。ドラフト1位で中日ドラゴンズ入団。しかし2016年自身初のキャンプ中に関節ネズミ発覚、同年11月に除去手術を受けています。

■福岡ソフトバンクホークス・和田毅投手
2007年シーズンオフ中に除去手術を受けるも、その後2010年には自己最多の17勝をマークし2012年メジャーへ。しかし度重なるケガに悩まされ、2017年には関節ネズミ再発が発覚したため再度除去手術を受けました。

■千葉ロッテマリーンズ・涌井秀章投手
2011年終了時、シーズン中に関節ネズミが見つかっていた事が発表されたが手術には踏み切らず。2015年にはシーズン最多勝となる15勝をマークしています。

このように関節ネズミは主にピッチャーに多い症状だと言えます。そしてこちらで紹介したのはほんの一部の選手で、他にも多くの選手が関節ネズミに苦しんでいます。

関節ネズミの治療法

関節ネズミの治療法は大きく2つ
・手術して除去する
・そのまま放置する
の2つです。

手術して除去する治療ですが、関節は血流の少ない部位。簡単な除去手術とはいえ治癒に時間がかかり、早くても復帰に1、2カ月はかかると言われています。
しかし関節ネズミの大きさ次第ではその倍の期間、慎重にリハビリを積む場合には半年という時間が必要な場合もあるそうです。投げる事を生業としている野球選手にとっては、そのぐらい慎重なリハビリ期間が必要なのかもしれません。

そのまま放置するという選択ですが、ある日突然関節ネズミの痛みが無くなり、そのまま痛みが再発せずに済む場合があるそうです(関節ネズミが消えてなくなる事はありません)。
そしてやはりスポーツ選手にとってはどんな些細な手術とはいえ、極力メスは入れたくないもの。
痛みが再発しないのであればそれに越した事はないので、関節ネズミの経過を定期的にチェックしながら様子を見続ける場合もあります。

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まとめ

記事内でも紹介しましたが、関節ネズミを患うスポーツ選手は珍しくありません。また、靭帯の損傷などと比べても手術に踏み切った場合のリスクは低いと言えます。
大谷選手の場合は痛みなどの症状が軽く除去手術は受けていないとの事ですが、時期が時期なだけに今後の経過が気になります。いずれにしても、来年は日本を代表する選手としてメジャーリーグでのさらなる活躍を期待しています!